今のお仏壇の中でも主流となりつつある
モダン仏壇(リビング仏壇・家具調仏壇)の特徴

  • 2016.08.05
  • 2020.04.06

仏壇

お仏壇の中でも比較的新しいジャンルと言えるモダン仏壇。
しかし、新しいながらも今では主流の1つと言えるほどに多くの仏壇店やショップでもラインナップが豊富です。

場合によっては店の中で一番多く揃えているのがモダン仏壇というショップも今では多くあるほどモダン仏壇は仏壇の種類としてもメジャーで王道の1つとなっています。

改めてモダン仏壇をおさらい

モダン仏壇とは、簡単に言えば名前の通り、今の時代の暮らしや住宅環境に合わせたお仏壇になります。

従来のお仏壇は金仏壇や唐木仏壇と呼ばれる種類のお仏壇になりますが、こららのお仏壇から豪華な装飾、ご本尊棚の屋根などを取り除いて、現代の住宅環境にデザインを合わせたかたちになっています。

名称として正式に決まっているものではありませんが、多くがモダン仏壇と呼ぶ事からこの名で定着しているようです。

他にも、リビングに置きやすいという事からリビング仏壇と呼ぶ事もありますし、現代の暮らしに合わせたという事から現代仏壇、現代風仏壇と呼ばれたり、扉を閉じると家具などと見分けがつかないものも多い事から家具調仏壇と呼ぶ人もいます。

和室にはもちろん、洋室にも置きやすいお仏壇として人気が集まっており、特に住宅環境が変わっている都心部などでは今ではこのモダン仏壇を選ぶ方が主流となっています。

使用されている木材なども、ウォールナット材やナラ材など家具と全く同じ素材を使っています。
宗派によってどうこうといった事もなく、基本的には全宗派でモダン仏壇を置いて問題ありません。

モダン仏壇の造りについて

モダン仏壇でも唐木仏壇でも仏壇自体の造りとしては特に変わる事はありません。

芯材に先ほどのウォールナットやナラ、タモ、サクラといった木材を貼っていく形となります。
この時の木材の張り方などによって、高級度合や値段も変わってきます。

主となる芯材に木材では無く木材をプリントした木目調のプリントを貼った「調プリント」が最も安く、次に木材を0.1mm~0.8㎜ほどの薄い板にして貼り付けた「薄板貼り」、3mm以上の厚めの板を張り付けた「厚板貼り」となるにつれ高級になり値段も高くなります。

モダン仏壇で使われやすい木材

モダン仏壇で使われやすい木材としては色々ありますが、家具などと同じ木材が使われる事も多く、下記のような木材が使われる事が多いです。

  • ウォールナット材
  • 紫檀材
  • タモ材
  • ナラ材
  • 楡(ニレ)材
  • サクラ・マザクラ材
  • クルミ材
  • ホワイトオーク材
  • アッシュ材
  • カバ材

といったような木材が使われて作られる事が多いです。
これら意外にも、希少木材などの「屋久杉」などを使いモダン仏壇として作られる事もあります。

モダン仏壇は、まさに今の暮らしに合わせたお仏壇

このように、モダン仏壇は従来の唐木仏壇と造りや素材などに関してはそこまで変わる事はありません。

ですが、和室や仏間などが無くなってきている今の住宅や首都圏や都心部などの家にもお仏壇を置きやすくしたものになっています。

唐木仏壇はどうしてもデザイン性としてはある程度似ている部分が多くありますが、モダン仏壇では一度見てみたらわかりますが、デザインが本当に自由で非常に種類が豊富です。

色も、黒から白、赤、緑、青、黄、茶と様々あります。
木材以外にもガラスを使って作られていたと、本当に家具などと似たような造りになっていてリビングにも置きやすくなっています。

サイズも、小さいサイズから大きいサイズまで作られていて、小さいものはカラーボックスの上に置くのに最適な小型サイズも用意されているので、ワンルームマンションなどにお住まいの方にも合わせやすくなっています。

今では多くの仏壇を製造しているところも、モダン仏壇に力を入れているため、今後もより主流となっていく事が見込まれています。

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  • 公開日:2016.08.05
  • 更新日:2020.04.06

カテゴリ:仏壇

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