本位牌の種類について知っておこう
塗位牌・唐木位牌・モダン位牌の特徴と価格のまとめ

カテゴリ:【 位牌

前回、大きなくくりとしての位牌の種類として、「白木位牌」と「本位牌」についてを解説しました。
参考:位牌の種類 – 白木位牌と本位牌の違いと目的などのまとめ

今回は、その本位牌の中の札位牌、主に一番位牌として仏壇店やネットショップでも購入されているものになりますが、この札位牌の種類について見て行きましょう。

実際位牌と言うと多くがこの札位牌の事を言いますし、その中の「塗位牌」「唐木位牌」「モダン位牌」と呼ばれる大きな3つの種類が存在しています。

種類としては「塗位牌」と「唐木位牌」「モダン位牌」とわかれはしますが、これらは特にご自身の宗派や何かによってどれを選ばなければならないといった事はなく、好みや故人の好きそうなものにあわせて選んで問題ありません。

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塗位牌について

おそらく多くの人がイメージする「位牌」がこの塗位牌となります。
実家に帰省した際やお盆の際にお仏壇を見た場合、この塗位牌が祀ってある事が多いかと思います。

塗位牌の特徴や仕様について

塗位牌の特徴としては、漆を塗って、そこに金箔や金箔などで飾られます。
最も一般的なお位牌となっており、ショップなどで購入される方も多くがこの塗位牌となっています。

産地としては、昔では福島県の会津地方、愛知県の名古屋地方、和歌山県などで作られたものが、質も良く有名でしたが、最近では海外で作られているものが多くなっています。

塗位牌の価格や製造など

実際、国産か外国産かは価格帯で見ればすぐに判断できるようになってます。
会津塗などの位牌は、非常に希少価値も高く1つで数万円といった位牌がたくさんあります。

一方で、外国産などは料金を非常に低価格に抑える事ができるため、1本数千円で購入する事ができます。

ただ、最近では外国産だから避けるといった事はあまり良い考え方ではなく、今では製造に日本人スタッフが品質管理として現地に住んで指導したりしている程で、高い技術で作られています。

実際、よほどおかしな工場で作られたものでない限りは、プロでも同じモノを作り2つ並べた場合、分解などして細部を見て行かないと、見分けは簡単に付けられないほど外国産も高品質となっています。

今では外国産も高品質になった事から、国産位牌を取りやめて外国産位牌だけを取り扱っているショップもたくさんあるほどです。

塗位牌の製造工程

塗位牌が完成するまでには、色々な工程が必要になります。
簡単に言えば、この工程に手間暇掛けて作っているというほど、品質が高く料金も高くなるという傾向になります。

1. 木地づくり
製材、木取り、彫刻
2. 下地付け
節固め、木固め、下地研磨
3. 漆塗り
下地塗り、研磨、本下地塗り、研磨、上塗り、研磨、本上塗り、研磨、本仕上げ塗り

多くは、上記の1~3の工程を7~20工程かけて、非常に丁寧に作られており、塗りの回数が多いほど高級なものになります。

唐木位牌について

塗位牌と同じくらいに人気があり、ほとんどの仏壇屋やネットショップでも取り扱っているお位牌になります。
塗位牌が金で華やかな特徴があるのに対して、唐木位牌は木材の温もりや重厚感などがあると言える特徴があります。

唐木位牌の特徴や仕様について

お仏壇の材質などでも実際に使われる「黒檀」や「紫檀」と呼ばれる高級な木材を使用して作られる位牌となります。

高級木材を使って作られるため、木目が美しく、重厚感があるお位牌となり、同じ位牌によっても雰囲気や色味などが微妙に変わり同じモノがないとも言えます。

唐木位牌の価格や製造など

唐木位牌はその使っている木材によって価格が変わりますが、天然木材を使っているため、どうしても価格は高くなる傾向にあります。

また、こういった木材は品質によってはそもそも日本にない木材も多々あります。
そういった木材については、当然ですが外国産となります。

そもそも日本に無い木材も多々お仏壇含め使われているため、外国産だからと遠慮する必要性はあまりなく、塗位牌と同様、現地で日本人スタッフが品質管理などを行っている事が多くなっています。

唐木位牌の工法について

唐木位牌も塗位牌ほどではないものの色々と工程が必要になります。

1塗り仕上げ
ウレタン塗装やカシュー塗装
透き漆
半透明の精製漆

素材となる黒檀や紫檀の唐木の木目の美しさをより一層生かすために、塗位牌で行っていた下地加工は行いません。
その分、透き漆を直接何度も摺りこむ工程となります。

モダン位牌について

お仏壇に今風のデザインのモダン仏壇が出てきたように、位牌にも同じ流れで登場してきたのがこのモダン位牌になります。

少し前までは存在自体していなかった位牌の種類になります。
そのため、伝統を重視するお店などでは取り扱っていなかったりするショップもまだまだ多くあります。

モダン位牌の価格や製造など

モダン位牌は、今までの塗・唐木の位牌と完全に異なります。
塗や唐木のお位牌の場合は、デザインの型にある程度意味がこめられたり、決まりがあったりします。

春日型、勝美型といったパターンがありますが、モダンにはこういったものがないものも出てきています。

その分、ナラ木材やウォールナット材等を使ったお仏壇に合わせやすいようにと作られたお位牌になりますので、デザインが今風のモダンに仕上がっています。

場合によっては、木材だけではなく、ガラス製のものから、透明のクリスタル、輝きを入れたり、蒔絵を施したりとその種類は様々です。

そのため、製造工程や工法などもこう決まっているというものはなく、使っている材質やどういったデザインかによって大きく変わるのが特徴になります。

その一方で、従来の伝統型と比べてみると、非常にデザイン性が高く、え?これが位牌?と思うような可愛らしいものからスタイリッシュなものまで出てきています。

どれを選ぶかは自由だからこそ、しっかり考えて

位牌には塗位牌でも唐木位牌でも、モダン位牌でもどれを選ばなければならないといった決まりはありません。

どの宗派でも決まりは特にないため、自由に選んで問題ありません。

例えば、故人が桜が大好きだったといった場合は桜の蒔絵が施されたモダン位牌をという選び方をされる方もいます。

あるいは、お仏壇を既にお持ちの場合はそのお仏壇に合わせるように選ぶという事も可能です。

ただ、一度お位牌を作ったら、携帯電話などのように買い換えたり作り替えというのはそう頻繁に行うものではありませんから、しっかりと考えて選ぶようにだけ注意しましょう。


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