浄土宗の仏壇の選び方と注意点
どのタイプのお仏壇を選べば良いのかわかります

  • 2016.06.03
  • 2026.09.08

浄土宗

浄土宗と言えば、教科書にも載っていて多くの人が聞いた事のある仏教の宗派の1つです。誰でも「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えれば救われるという教えで、法然上人によって伝えられた宗派となっています。

京都の知恩院が総本山となる宗派でもあり、仏教の数ある宗派の中でも非常に人数が多い宗派でもあります。

平安時代の終わりに開かれ、鎌倉時代を通じて広く一般の庶民にまで伝わったとされる浄土宗のお仏壇の選び方と選ぶ際の注意点などについて、見ておきましょう。

浄土宗のお仏壇に決まりはあるのか

結論を述べると、浄土宗だからこのお仏壇といった決まりは特にありません。
基本的にはどのようなお仏壇でも浄土宗では問題ありません。

今現在の主流となっているお仏壇としては、「モダン仏壇」「唐木仏壇」などがありますが、どちらも自由にお使いいただけます。

浄土宗と金仏壇について

金仏壇というと、一般的には浄土真宗 本願寺派や真宗大谷派など、浄土真宗系で用いられるお仏壇になります。

しかしながら、浄土宗の場合は金仏壇をという地域などもあり、店によっては少ないながらも浄土宗用の金仏壇として用意されているところもあります。

ただ、浄土宗用の金仏壇というのは非常に数も少なく、そもそも取り扱っているところも多くありません。

そのため、金仏壇を希望する場合は、取り扱いのあるお店に相談するのが確実になります。浄土真宗用として作られた金仏壇は仏具の構成まで浄土真宗に合わせてありますので、代わりに使うのは避けておくほうが安心です。

そもそも浄土宗と浄土真宗は名前がよく似ていますので、お仏壇や仏具を探しているうちに、どちらの案内を読んでいるのか分からなくなってしまう事もあります。

仏具の形や色まで含めて別のものになりますから、まずは自分の家がどちらなのかを確かめておきましょう。

デザイン、カラーなども基本は自由

このように、浄土宗の場合、お仏壇は基本的にどのお仏壇を選んでも問題ありません。極論を言うならば、予算と家の間取りやサイズ、そして見た目やデザイン、使い勝手などを考慮して好きに、自由に選んで問題ないと言えます。

お仏壇のサイズは、住んでいる家の住宅環境が大きく影響しますので、設置する場所のサイズだけはしっかりとはかり、あとは予算と好みを踏まえて、自分たちにあったものを選んでいきましょう。

とはいえ、自由に選べるのはお仏壇本体の話になります。
その中に何をお祀りし、どう並べるのかという部分には、浄土宗ならではの形があります。

ここからは、お仏壇の中身について順番に見ていきましょう。

浄土宗のお仏壇に祀るご本尊と脇侍

お仏壇にそろえるもののうち、宗派によって必ず変わってくるのがご本尊と脇侍の2つになります。
脇侍とは、ご本尊の両脇にお祀りする仏像や掛け軸のことです。

お仏壇本体をどれだけ悩んで選んでも、この2つが決まらないと中身が整いません。
浄土宗の場合は、ここがはっきりしています。

浄土宗のご本尊は阿弥陀如来

浄土宗のご本尊は阿弥陀如来になります。
阿弥陀仏とも呼ばれ、念仏を称えて極楽浄土への往生を願うという教えの中心にいらっしゃる仏さまです。

ご本尊は仏像でも掛け軸でも構いません。
仏像を選ぶのであれば、立像が基本の形になります。

坐像でも差し支えはありませんので、ご実家から引き継いだ阿弥陀さまが座った姿でも心配は要りません。

店頭やネットショップでは、立った姿の阿弥陀さまが「舟立弥陀」という名前で並んでいることがあります。背中の光背が舟のような形をしているためについた呼び方です。

ただ、浄土宗として光背の形に決まりがあるわけではありません。
新纂浄土宗大辞典にも、浄土宗では本尊の光背について定められたものはないものの、舟形が多く見られると記されています。

そのため、すでにお持ちの阿弥陀さまの光背が別の形をしていても、慌てて買い替える必要はありません。気にしておきたいのはサイズのほうで、お仏壇の中にきちんと納まるものを選びましょう。

脇侍は向かって右が善導大師、左が法然上人

浄土宗の脇侍は、向かって右に善導大師、向かって左に法然上人をお祀りします。掛け軸を用意するときにいちばん迷いやすいところですので、この並びだけは覚えておきましょう。

善導大師は、中国で浄土の教えを大成したお方です。
法然上人は、その教えを受けて日本で浄土宗を開いた宗祖その人にあたります。

お店やネットショップで「両大師」と書かれた掛け軸を見かけることがありますが、これはこのお二方を指しています。

法然上人には円光大師という大師号が贈られていますので、掛け軸によってはそちらの名で書かれている場合もあります。

善導大師と法然上人は、仏像と掛け軸のどちらでお迎えしても差し支えありませんが、大きさだけはご本尊を超えないものを選びます。ご本尊を仏像にして、脇侍は掛け軸でそろえるという組み合わせも多く見られます。

観音菩薩と勢至菩薩をお祀りする形もあります

浄土宗について調べていると、脇侍は観音菩薩と勢至菩薩だと書かれた説明に出会うことがあります。善導大師と法然上人だと聞いたばかりの方は、どちらが正しいのか分からなくなってしまうところかもしれません。

実を言えば、この2つはどちらが正しいという対立ではありません。
正式に整えると、阿弥陀さまのすぐ両脇が観音菩薩と勢至菩薩、その外側が善導大師と法然上人という5体の並びになります。

家庭のお仏壇では、そのうち両大師だけをお祀りする形もよく見られます。
どちらの説明も間違ってはいませんので、混乱しなくて大丈夫です。

菩薩をお祀りする場合の並びは、向かって右が観音菩薩、左が勢至菩薩になります。
観無量寿経というお経に説かれた並びによるもので、仏さまから見た左が、拝む側から見ると右にあたるためです。

ご実家から引き継いだ掛け軸が観音菩薩と勢至菩薩だったという場合も、替える必要はありません。どちらの形にするか迷ったときは、菩提寺の指示があればそれに従っておきましょう。

自分の家が浄土宗のどの派なのかを確かめておく

浄土宗と一口に言っても、法然上人の門下からはいくつかの流れが分かれています。
今日、浄土宗を名乗って知恩院を総本山としているのは、そのうち鎮西義(ちんぜいぎ)と呼ばれる流れになります。

もう1つの大きな流れが西山義(せいざんぎ)で、こちらは西山浄土宗、浄土宗西山禅林寺派、浄土宗西山深草派の三派に分かれています。
総本山はそれぞれ、長岡京の光明寺、京都の永観堂禅林寺、京都の誓願寺です。

ここまで解説してきたご本尊と脇侍は、知恩院を総本山とする浄土宗のものになります。西山系の三派で脇侍が変わるのかどうかは、各派が公開している資料からははっきりしません。

そのため、掛け軸や仏像を用意する前に、菩提寺へ一言確認しておくと間違いがありません。お仏壇本体の選び方はどちらでも変わりませんので、先に本体を決めておいて、中身は派がはっきりしてから用意するという進め方もできます。

自分の家の宗派や派が分からないときの確かめ方は、別の記事で詳しく説明しています。

宗派がわからない時の調べ方|仏壇・位牌・お墓で確かめる5つの方法
仏壇や位牌を用意する段階になって、うちは何宗だったっけ…?というところで手が止まってしまうことがあります。親から聞いた覚えはあるものの、はっ …

お仏壇に用意しておきたい仏具

ご本尊と脇侍の見当がついたら、次に考えるのはその周りに置く仏具になります。
何をいくつ買えばいいのか分からず、ここで手が止まってしまう方は少なくありません。

浄土宗だけに使う特別な仏具はありません

結論を先に述べておくと、浄土宗だけに使う特別な仏具というものはありません。
宗派の色が出るのはご本尊と脇侍のほうで、香炉や花立といった仏具は、ほかの宗派と同じものが使えることがほとんどです。

お参りを始めるにあたって、最低限そろえておきたい仏具は次のとおりです。

  • 花立
  • 火立
  • 香炉
  • 仏飯器
  • 茶湯器
  • おりん

これだけそろっていれば、毎日のお参りに困ることはありません。
すべてを一度に買いそろえなければいけないものでもありませんので、お参りを続けながら少しずつ足していく形でも大丈夫です。

まずそろえるのは三具足(香炉・火立・花立)

いちばん先に用意したいのが、香炉・火立・花立の3点です。この3つをそろえた形を三具足(みつぐそく)と呼び、どの宗派でもお仏壇の基本になります。

並べ方は、香炉を中央に置き、向かって右に火立、左に花立という形です。
お香で身を清め、ろうそくの灯りを仏さまの智慧に見立て、お花で供養のまごころを表すという意味があります。

五具足にするかどうか

もう少し正式な形に整えたいときは、五具足(ごぐそく)というそろえ方があります。中身は香炉が1つ、火立が2つ、花立が2つの合計5点で、三具足の火立と花立を1つずつ増やした形になります。

並びは、中央の香炉はそのままに、左右それぞれ内側に火立、外側に花立を置きます。仏具の数が増えるぶん横幅も要りますので、小さなお仏壇では三具足のままで十分です。

法要やお盆のときだけ五具足にして、普段は三具足で過ごしているご家庭も多くあります。どちらでなければいけないというものではありませんから、お仏壇の大きさに合わせて選びましょう。

浄土宗のお仏壇の飾り方と仏具の並べ方

仏具がそろったら、次はどこに何を置くのかになります。
段の数はお仏壇によって違いますが、上から順に格の高いものを置いていくという考え方は、どのお仏壇でも変わりません。

新纂浄土宗大辞典にも、中央にご本尊、その両脇に脇侍、一段下にご先祖様のお位牌という並びが記されています。
参考)新纂浄土宗大辞典「仏壇」

とはいえ住まいの事情もありますので、ここから見ていく形も絶対のものではありません。

上段はご本尊と脇侍の場所

いちばん上の段の中央に、ご本尊の阿弥陀如来をお祀りします。
その両脇が脇侍の場所で、並びは前に見たとおり向かって右が善導大師、左が法然上人になります。

お仏壇に須弥壇が付いている場合は、そこがご本尊の場所です。
上段はお仏壇の中で最も高い位置にあたりますので、基本はご本尊と脇侍のための段だと考えておきましょう。

ご本尊の前に小さな飾り香炉を置くこともありますが、スペースに余裕がなければ無理に置かなくて構いません。

中段はお位牌とお供えものの場所

中段の中央には、仏飯器と茶湯器を並べます。
炊きたてのご飯とお茶やお水をお供えする器で、毎朝取り替えているご家庭も多くあります。

お位牌は、その両側に安置します。
ご本尊を隠してしまわない位置に置きましょう。

お位牌が複数ある場合は、命日の古いものから中央に近い側へ並べていきます。
向かって右、左、右、左と、中央から外側へ交互に置いていく形です。

お菓子や果物をお供えする高月を使うのであれば、そのさらに外側が置き場所になります。段が狭いときは、お供えものだけ経机に降ろしても差し支えありません。

下段は三具足とおりんの場所

下段には、三具足もしくは五具足を並べます。
線香差しやマッチ消しといった実際に手を使うものも、この段にまとめておくと使いやすくなります。

おりんも下段に置くのが一般的ですが、経机を用意してそちらに置いても構いません。おりんは、本来はお経を読むときに鳴らすものになります。

ご先祖様のお名前を記していく過去帳と、それを開いて置く見台をこの段に置くご家庭もあります。下段は毎日いちばん手を触れるところですから、見た目の整え方よりも使い勝手を優先してよいのです。

段が少ないミニ仏壇の飾り方

モダン仏壇やミニ仏壇には、上下2段だけでできているものもよくあります。
上の段をご本尊と脇侍の場所にして、下の段にお位牌とお供えもの、三具足は手前に置く形になります。

脇侍を置く幅がないときは、掛け軸を後ろの壁に貼って、上の段はご本尊だけにするという方法もあります。

段の数と手持ちの仏具が合わないときは、置ききれないものを無理に押し込まなくて大丈夫です。ご本尊がいちばん高いところにあり、その下にお位牌、手前に仏具という上下の関係さえ保てていれば、形としては整っています。

置ききれない仏具は、お仏壇の前に置いた台へ降ろしておきましょう。

浄土宗のお位牌はどう選べばいいのか

浄土宗は、お位牌を用いる宗派です。
同じ念仏の教えでも浄土真宗は本来お位牌を用いないため混同されやすいところですが、浄土宗ではお仏壇に欠かせないものですので、忘れずに用意しましょう。

お葬式が済んでから四十九日法要までのあいだは、白木のお位牌を仮にお祀りします。これを白木位牌と呼び、四十九日までに漆を塗った本位牌を用意して、お寺に魂を入れていただく流れになります。

文字入れには2週間ほど、お店によっては2〜3週間かかるのが一般的です。
とはいえ通販を中心に数日で仕上がるところも増えてきましたので、四十九日が近づいてから気づいた場合でも、落ち着いて探せば間に合います。

デザインや材質、色に浄土宗としての決まりはありません。
黒塗りのものを選ぶ方もいれば、モダン仏壇に合わせて木目のものを選ぶ方もいらっしゃいます。

サイズについてだけは、ご本尊より背が高くならないように選びます。
お仏壇の中でご本尊がいちばん高い位置にいらっしゃる形を、崩さないためです。

宗派ごとのお位牌の違いをもう少し詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

位牌の選び方(浄土宗・真言宗・天台宗・臨済宗・日蓮宗・曹洞宗)
お位牌を選ぶ際には色々な選び方があります。 ですが、一番多くお問い合わせをいただくものとしては、位牌をどう選べば良いかではなく、自分は○○宗 …

なお、新しく用意した本位牌にも、お仏壇と同じように魂を入れていただくことになります。
その開眼供養について、続けて見ていきましょう。

開眼供養で魂を入れていただく

ご本尊と脇侍、お位牌までそろえても、それで支度が終わりというわけではありません。新しく迎えたお仏壇には、開眼供養をお願いしましょう。

これは、ご本尊や脇侍、お位牌に魂を入れていただくための法要になります。
お仏壇という入れ物のために行うものではなく、その中にお祀りする仏さまとご先祖様のために行うものです。

開眼供養は、ふだん法事をおつとめいただいている菩提寺に頼みます。
四十九日法要が控えていれば、そのときに一緒に行うご家庭が多くなっています。

法要の予定がないのであれば、お寺の都合を聞いたうえで日取りを決めます。
特にお盆やお彼岸の頃はお寺も慌ただしくなりますので、早い段階で声をかけておくほうが予定を合わせやすくなります。

当日の流れや服装、御布施の包み方は、開眼供養だけを扱った記事に目を通しておくと安心です。

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毎日のお参りで決まっていることと自由でよいところ

お仏壇が整うと、次に気になってくるのが毎日のお参りの作法です。
これで合っているのだろうかという不安を抱えたまま、日々手を合わせている方も少なくありません。

唱える言葉は南無阿弥陀仏を十遍

浄土宗で唱えるのは、南無阿弥陀仏の念仏です。
これを十遍続けて称えることをお十念と呼び、浄土宗のお参りの基本の形になります。

大本山増上寺のよくあるご質問でも、ご本尊の前で合掌一礼をしてから南無阿弥陀仏を十遍称え、もう一度一礼するという流れが示されています。
お仏壇の前でも同じで、まずは合掌して念仏を称えるところから始めれば形になります。

浄土宗には日常勤行式という決まった式次第もあり、その中にもこの十念が組み込まれています。とはいえ、毎朝これを通しておつとめするのは、勤めに出ている方にはなかなか難しいところです。

手を合わせて十遍称えるだけの日があっても構いません。
回数をそろえることよりも、続けられる形にしておくことのほうが大切になります。

お線香の本数は香炉の大きさに合わせます

お線香を何本立てればいいのかは、多くの方が迷うところかもしれません。
浄土宗は、この本数を厳密に定めていません。

宗派の公式サイトでも、お焼香の回数に厳密な決まりはないと説明されています。
1回であれば一心にまごころを伝える、3回であれば仏・法・僧の三宝に供養する、といった意味づけが添えられているだけです。

参考)浄土宗「想う気持ちを”かたち”に 作法のキホン(下)」

浄土宗として本数を定めていない以上、1本でも3本でも間違いにはなりません。
香炉の大きさに合わせて、無理のない本数にしておけば十分です。

なお、法要やお葬式のように大勢が参列する場で行うのは、お線香ではなくお焼香になります。
こちらは心を込めて1回、というのが浄土宗の案内です。

1本しか立てていなかったからといって、供養の気持ちが足りないということにはなりませんので、安心してください。

浄土宗で使うお数珠は日課数珠

お数珠については、浄土宗ならではの形があります。
浄土宗で用いるのは日課数珠と呼ばれるもので、大きさの違う輪を2つ組み合わせた形になっています。

持ち方は、合掌のときに両方の親指へ2つの輪を掛け、房を手前に垂らします。
それ以外のときは、左手首に掛けておけば構いません。

1つ気を付けておきたいのが、お数珠を手のひらでこすり合わせないという点です。
浄土宗の公式サイトでも、こすり合わせるような作法はないと注意されています。

とはいえ、いま手元にあるのは輪が1つの片手数珠だけ、という方も多くいらっしゃいます。
日課数珠でなければお参りできないというものではありませんので、次に用意する機会に選び直せば十分です。

お仏壇を置く向きと西方浄土の考え方

浄土宗は、西の方角に極楽浄土があると説く宗派になります。
そのためお仏壇は、手を合わせるときに西を向く形、言い換えればご本尊が東を向く置き方が理想とされています。

ただ、浄土宗として東西南北の方角を定めているわけではありません。
マンションや洋室では、そもそも希望の向きに置けないことのほうが多いのではないでしょうか。

その場合も、お仏壇のある方角が阿弥陀さまとご先祖様のいらっしゃる西方極楽浄土なのだという気持ちでお参りすれば差し支えありません。
方角にこだわりすぎて置き場所が決まらないほうが、毎日のお参りから遠ざかってしまいます。

方角より先に見ておきたいのは、置く場所そのものの条件になります。
直射日光が当たるところ、湿気が多く風通しのよくないところ、目が届かず火の始末がしにくいところは避けておきましょう。

お仏壇は木でできていますので、日差しと湿気は傷みに直結します。
家族が自然と集まる部屋で、毎日お供えとお参りがしやすい場所を選ぶほうが、結果として長く続けられます。

まとめ

ここまで見てきたように、浄土宗のお仏壇で形が決まっているのは、本体よりも中に納めるものの方でした。

中央に阿弥陀如来、向かって右に善導大師、左に法然上人という並びと、お位牌を用いる宗派だということさえ押さえておけば、仏具の種類も段ごとの飾り方も、そう身構えるようなものではありません。

お仏壇を迎えたら菩提寺へ開眼供養をお願いし、そのあとは日々南無阿弥陀仏を称えて手を合わせていくことになります。
お線香の本数もお仏壇の向きも、暮らしに合う範囲で決めてよいところですので、続けやすさのほうを優先していきましょう。

浄土宗のお仏壇の選び方ですが、書いてきたように特にルールや決まりはありません。もっと言えば、やや極端な言い方ではありますが、今のお仏壇選びにおいて、浄土真宗系以外であればお仏壇本体の形や色は自由と言っても差し支えありません。

新しく買う場合であれば、安置する場所などのサイズが目安になります。
買い換えなどの場合は、大切なご本尊が収まるサイズを計算し、使っている仏具のサイズなども測って新しいお仏壇を選ぶようにしましょう。

実際のお仏壇選びにおいてはデザインや見た目も重要です。
ご先祖様や故人をお祀りするだけでなく、そこに毎日自分が手を合わせてお参りし、掃除をしたりすることがでてきます。

そういった時、自分が好きな色や温かみを感じる、親近感のわくデザインなどであるほうが好ましいことは言うまでもありません。
また、自分にこだわりが無かったとしても、祀る故人の事を考えて、あの人が好きだった色などで考える人も最近では多かったりもします。

せっかくのお仏壇選びなのですから、浄土宗はモダン仏壇でも唐木仏壇でも自由に選べますので、しっかりと満足のいくお仏壇選びをしてくださいね。

  • 公開日:2016.06.03
  • 更新日:2026.09.08

カテゴリ:浄土宗

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